独立して起業するのはエンジニアの憧れの一つとしてよく知られていますが、収入を増やしたいと考えたら働き方に工夫をしなければなりません。フリーのエンジニアになると収入が安定しなくなるリスクがあります。仕事が常にあると信じてしまっていると、いつの間にか自分が担える仕事が減ってきてしまうことがあるからです。
また、常勤で働いているのと同じ程度の労働時間で働いていると、年収がかえって下がってしまうこともあるので注意しなければなりません。このように、メリットにばかり目を向けるのではなくデメリットも承知しておくなど、事前に独立に関する情報を幅広く集めるようにしましょう。
では収入を増やすにはどうすればよいのでしょうか。それは単純にたくさん働けばよいのです。独立すると終業時間について制限を受けなくなるので、自分が働きたいだけ働けます。そのメリットを生かして精一杯仕事を請け負うのがコツと言えます。もちろん体を壊してしまったら元も子もないので、できる範囲で仕事をするようにしましょう。
もう一つ重要なのが仕事の単価を上げることです。業界で必要とされているけれど担い手がいない仕事は単価が高くなります。ジェネラリストが少なくて困っている現場が多いので、スキルを増やしていくのは効果的な対策です。仕事を請け負いながら自分のスキルの幅を広げていくのがコツでしょう。
もう一つの単価を上げる方法として、海外で働くのを考えるのも良いと言えます。欧米を中心とする海外ではエンジニアの時間単価が高くなっているので、英語やその他の外国語に強い人は海外でフリーのエンジニアになった方が稼げるのです。必要とされている職種なので就労ビザも取得しやすく、エンジニアにとって有利な状況があります。